MRC マイオブレイスシステム

歯列不正の根本原因は成長期にしか治せない

歯列不正の原因は遺伝的なものというのがこれまで一般に流布した考え方でした。しかし、多くの原因は小児期の筋機能不全です。小児歯科を始めてから数十年、鴨川で当院を開業してから10年になりますが、最近の子どもたちを見ていると明らかにかつてより歯列弓が狭く、不正咬合や叢生の程度もかつてより酷いものが多く見られるようになってきています。それに伴い、口唇閉鎖が出来ていない子どもは多くなっているどころか、ほとんど100%に近いと思えるほどです。
開院以来、ブラケットの治療にも取り組んできましたが、小児期の矯正予防の有効性を実感しています。
特にMRCトレーナーを利用した方法ではほぼ100%効果がありますし、筋機能の問題を解決することで、健康に寄与出来るということで小児期に最適の方法であると感じています。

子どもたちと正面から向き合う、小児歯科医院にこそ向いている矯正

ブラケットの矯正や他の矯正装置とMRCとの大きな違いの一つは、患者主導の治療である、ということです。専用のマウスピースの装着と簡単なエクササイズを毎日自分で行わなければなりません。私たちに出来る主要なことは、モチベーションを上げることです。
このような患者主導の治療では、歯科医師の技術的な向上は大きな意味を持ちません。子どもとどう向き合い、どのように、何を伝えるのかという、これまでわれわれ小児歯科医が腐心してきたことがより大きな重要性を持つのです。

日常的な臨床はトレーナーが中心となってやるのがMyobrace System

先の話のとおり、この矯正は歯科医師の技術よりも、本人の行動を促すことが大事になります。(当院では他の技術を併用することがあり、それには歯科医師の技術や適切な判断力が求められます。)故に、月ごとの来院でより重要になるのは、MRCトレーナーの指導力です。トレーナーは医師や衛生士である必要はありません。筋機能をチェックし、適当なエクササイズを選び出し、患者さんに教えます。そこでのコミュニケーションこそ、この治療の鍵となるのです。
MRCでは、従来の医療とは全く異なる視点で治療を捉える必要があるのです。歯科医師は治療の方針を決め、またMRCトレーナーを指導することがより重要な仕事となります。

小児歯科の現状とMRC

保険点数などの制度的に、小児歯科専門の医院を目指すことは厳しい状況にあります。
MRCは小児歯科医にこそ一番向いた治療法であり、その意味でも小児歯科の開業を志す人は、いずれこうした治療に取組み始めることになると思います。
当院は真摯にこの治療法に向き合い、また向上しようと努力しております。将来、開業を目指されている方も、当院で働くことは大きなメリットとなるでしょう。
鴨川のこんどう小児歯科で同様の治療を行っていますので、ぜひ、一度ご見学にいらしてください。